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ランディングページの読込み時間、意識していますか?

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この記事の所要時間: 629

ランディングページの読込み時間、意識していますか?

photo credit: Sprengben [why not get a friend] via photo pin cc

最近では、まったく珍しくなくなった施策に
ランディングページの活用があります。

リスティング広告などの広告のリンク先ページとして
専用のページを用意し、効果的な訴求を行うことができます。



あまりにも多種多様なランディングページがあるため
「ランディングページ集めました」という
まとめサイトまであるくらいメジャーな施策です。


http://lp-web.com/ ランディングページ集めました

あらためて確認するランディングページとは?


ランディングページに主に共通していると見られるのは
構成やレイアウトが上げられるのではないかと思います。

通常の設計や導線では表現できない見せ方が可能なため
ファーストビュー内に、商品を代表するキャッチコピーや商品のイメージ画像を
大きく表示することができます。

ページ下部に遷移するにつれて、◯◯にすぐれている△△のポイントなどの
訴求ポイントやユーザーレビューなどのお客様の声、
商品によっては、無料お試しなどが記載されています。

ページを閲覧したお客様が、いざ行動に移そうとした際に
アクションボタンが見つけられずに迷ってしまい
諦めてページを離脱してしまうことを防ぐため
ページ下部はもちろんのこと、ページ上部から遷移途中の
様々なところに「購入」などのアクションボタンが設置されている
ランディングページも多く見かけます。

ランディングページによっては、
ページ下部にそのままフォームが設置されているものもあり、
サイト内で別ページに遷移しなくても、
フォームなどの登録フェーズに移行できるのが
特長として上げられるのではないかと思います。

懸念されるランディングページの問題点


そんな、使い方によっては非常に有効なランディングページなのですが
上記に記載した特長の他にも、大きな特長が1つあります。

それは、画像が多いことです。

中には、文章として記載している部分は
テキストに起こして制作されているランディングページもありますが
冒頭で、ご紹介いたしました「ランディングページ集めました」に掲載されている
ページの多くにおいて、画像がふんだんに使用されていることがわかります。

画像は、表現方法も多彩ですし、コーディングも少くてすみがちなのですが
気をつけなければいけないことがあります。

それは、ページファイルの容量数です。

あまりにも高解像度の画像や非圧縮でのファイルでは
ページ全体の容量数が大きくなってしまい、
ブラウザでの読み込み時間が長くなってしまう恐れがあります。

会社や自宅のネット回線が太く、ある一定の速度以上が出る環境なのであれば
特段気にすることはないのですが、
スマホやタブレットなどのモバイル回線や、EMOBILEなどPocket WiFiを使用した
ノートパソコンで閲覧するのにはネット回線が細く、
ページの読込みに時間がかかる可能性が高くなりがちです。

では、ランディングページの読込みに時間がかかりすぎてしまうと
成果に悪影響を及ぼしてしまうのではないかという仮説の上で
Googleアナリティクスにて端末別、回線別で確認してみます。

Googleアナリティクスでページの読込み時間を確認する


Googleアナリティクスでは、下記にページ速度を確認する項目があります。



今回のような、回線が細いと思われるユーザーからのアクセスは
以下が取り上げられます。
・モバイルからのアクセス
(Wi-Fi経由もあるので何とも言えないけど)
・EMOBILEをはじめとするPocket WiFiからのアクセス
(早いのも出てきたけど)

若干の不確定要素を含めますが、上記のような手段でのアクセスは
回線が細いと仮定し各指標を確認していきます。

モバイル端末からのページ読み込み時間


Googleアナリティクスでのモバイルは、スマートフォン、タブレットが含まれます。
Wi-Fi経由のアクセスも多少なりありますが、
上記端末からのアクセスは回線が細いと仮定し、計測をおこないます。

アドバンスセグメントのデフォルトの指標に、モバイルが用意されていますので
こちらを利用してページ読み込み時間を確認します。


比較対照として、notモバイルを選択しました。

前述にもありましたように、モバイル端末でなくても
回線が細いアクセスはあるかと思いますが、比較対照として用意しました。

結果は、以下になります。



平均表示時間に大きな差が…。
Googleアナリティクスのページ速度を確認する項目では
技術タブにて、ページ速度を決定する要因を深掘りすることができるので確認します。





内訳を確認すると、平均リダイレクト時間とページの平均ダウンロード時間が
影響しているように見受けられます。





より正確にするには、アドバンスセグメントにて
携帯電話会社にあたるサービスプロバイダを追加してみてもよいかもしれません。


Pocket WiFiを利用してのアクセスでの読み込み時間


Googleアナリティクスでは、どの回線を使用したアクセスなのか、
サービスプロバイダから確認することができます。
比較的大きい企業や、学校法人などでは専用に回線ひいおり、
その回線も見て取ることができます。

Pocket WiFiのサービスプロバイダを一つずつ確認していくと時間がかかってしまうので、
代表的なPocket WiFiサービスを運営しているイーモバイルを計測の指標としていきます。





あとは、モバイル端末の際と同じようにページ読み込み時間を見ていきます。





こちらの比較対照は全体にしたのですが、差がほとんど生まれませんでした。
この結果より、こちらのランディングページは
ネット回線ではなくモバイル端末の処理能力が
ページ速度に影響されるのではないかという、あらたな仮説が生まれました。

読み込みに時間がかかりすぎていた場合


計測した結果、ページ読み込みに時間がかかり結果として悪影響を及ぼしていた場合、
当たり前ですが読み込み時間を速くすることが、最善の施策の1つとしてあげられます。

画像が重いのであれば、軽量化しなければいけませんし、
スマートフォン専用サイトがなくモバイル端末からの読み込みに
時間がかかるのであれば、スマートフォン専用のランディングページを
作成するなどの施策が急務になるのではないかと思います。

PageSpeed Insightsで確認してみる


モバイル端末、ネット回線を別しても、
ページの読込みに時間かかるようなページがあることは
SEOの面からも好ましくありません。

Google Developersにて、アクセスしてURLを入力するだけで、
現状のWebサイトの表示スピードについて評価し、
これから対応すべき、改善法まで提示してくれるツールが公開されています。


PageSpeed Insights – Google Developers

ページ速度に心当たりのある方は、上記のサイトで試してみてはいかがでしょうか。

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